───── サファイア
☆読む前に☆
この小説は多分続きものになるかもしれません (汗)
でわこれを読む前にキャラ紹介です。
・冒険者達・
☆ナイル☆ ハンター♀「高飛車・女言葉」守護属性・水
通称「鬼婆のナイル」性格は非常に自己中心。金命!の紅い髪をした15歳の女。
アルテミスを所持している。
☆デビル☆ フェアリー♂「無口・男言葉」守護属性・闇
名前からして悪っぽい17歳ほどの男。酒場で会ったナイルに無理矢理冒険へと連れられる。
☆セロン☆ ウィザート♂ (見た目はウィザート♀)「子供・男言葉」守護属性・邪
10歳あたりの少年。属性は邪だが、心優しき少年。
ルーマインという兄がいるらしい。兄からの愛に耐えられず、
ナイルに好意を示すと同時に兄から逃れる為、ナイルに協力する。
☆レヴ☆ シーフ♂「普通・男言葉」守護属性・邪
金髪の13歳の少年。盗賊だったが、莫大な宝の噂を聞き、冒険者となる。
女好きである。また、単独行動も多い。身軽な体をし、辺りを意味もなく駆け巡っているらしい。
・協力者達・
☆ルオ☆ ウィザート♀「子供・女言葉」守護属性・地
言葉使いは子供だが、かなり頭の回転が早い。
通称「悪知恵働く少女」呼ばれているらしい。バハムートを振りまわす凶器の少女。
☆イシェイル☆ エルフ♀「丁寧・女言葉」守護属性・光
とにかく礼儀正しい。
その丁寧口調とは裏に、戦闘はかなりの腕。通称「天使のようなエルフ」
☆ハウライト☆ フェアリー♂「子供・男言葉」守護属性・聖
こちらも子供言葉なのだが、ルオとコンビを組んでいる。
黄色っぽい髪が特徴。
ルオと2人で、「暗黒餓鬼」と呼ばれている。
☆フィール☆ プリースト♀「丁寧・女言葉」守護属性・光
イシェイルと共に「暗黒餓鬼」の世話をする大変な人。
ハウライト&ルオからは「大人は大変だね」としか言われていない。
可哀想な人らです。
・邪魔してくる奴ら・
☆ピスキス☆ エルフ♀「高飛車・女言葉」守護属性・闇
ナイルのライバル的存在。エース、デットと三人揃いでナイルらの邪魔をする。
☆デット☆ フェアリー♂「熱血・男言葉」守護属性・風
通称「熱血馬鹿」なんでもかんでも「男は〜〜」なんとか言う奴。
☆エース☆ ウィザート♂(見た目はウィザート♀)「無口・男言葉」守護属性・水
デパックウェポンを持ち、かなりのスピードで移動する。デットと共にピスキスに振りまわされる。
と、紹介は終わりです。本編へ!
第1話 始まり
「おらおらーーー!起きろーーーー!!」
一人の紅い髪の女が、宿屋と思われる階段をタターーっと上り、部屋の扉をバンッ!
と開け、叫ぶ。
「うわぁ!?ナイルさん!?」
布団から驚いてピョンと飛び上がる少年。
他の男二名は寝ている。
「セロン、起きたわね。後の2人はーー・・・って起きろボケーーー!!!」
ナイルという女が思いっきり叫ぶ。
その様子をセロンと呼ばれた少年がニコニコして見ている。
「ビクゥ!?ナイルー。いきなり大声だすなよ。」
「大声出すに決まってるじゃない!さっさと着替えて!レヴ!」
男をレヴと呼び、怒鳴る。
「・・・・人使いの荒い奴・・・」
「デビル!つべこべ言うなっ!」
ボソリというフェアリーの男、デビルに、指差しして怒るナイル。
これがいつもの日常だ。
「朝からいっつも元気だねぇ〜」
ナイルの後ろからボソボソと言う少女と少年。
「五月蝿いわねー。暗黒餓鬼」
プチンと少しキレたナイルが、2人に一言言う。
「暗黒餓鬼!?あたしにはちゃんとルオって名前があるし。」
「ぼくだってハウライトって名があるよ」
ぎゃーぎゃー否定する2人。
その2人の後ろからもう二つの影。
「すいませんー。」
「この子達が迷惑かけてなければいいんですが」
その後ろからでてきた女2人は、ハウライトとルオを連れていく。
「イシェイルにフィール!あんたらも大変ねーー。」
ナイルは悲惨な表情で名を呼んだ二人を見ていた。
「さ て と。行きますかっ!!」
ナイルが渋々準備した二人+喜んでる一人を連れ、言う。
「目的地は?」
金髪の髪を整え、レヴが聞く。
「目的地・・・そうね。遺跡の森に行こうかな。」
問いに答え、走るナイル。
「・・・・・・」
黙りながらも後をつけるデビル。彼に続きレヴとセロンも走り出す。
――――――――遺跡の森――――――――
一行は遺跡の森へと足を運ぶ。
「よっしゃーーー!お宝いっぱいゲットするわよーーー!」
いつも来ている場所。だが、今回はノリが違った。
実はナイルは、直前にこの森のお宝の情報をゲットしていたのだ。
「・・・・・・・・」
その様子を呆れて見るデビル。
「ナイルさん。あんまり危ない事はしないでねー」
心配そうな表情でナイルに言うセロン。
「ふーー・・・早く行こうぜー」
レヴがあくびをしながら言う。どうやらあまり寝てなかったらしい。
4人は歩き始めた。
後ろからの尾行者にも気づかず・・・。
「奴ら、歩きはじめたぜ!!」
「シー―ーッ!見つかっちまうじゃないさ!・・・」
一人の男が隠れながら大声で言うと、エルフの女が男を殴る。
「ていうかなんであいつらこんな雑魚の集まる場所に来ているんだい・・!?」
小声で話すエルフの女。
「・・・・・・情報屋から聞いたんだろ・・・・。」
少し変わった服装のウィザートの少年が言う。
「デット!エース!奴らより早くお宝を見つけるんだよっ!」
エルフの女は2人に大声で言った。
「ピスキス・・・!あんたも静かにしろ・・・!!!」
フェアリーの男・・デットが、エルフの女に小声でひそひそと話す。
「はぁ・・・」
ウィザートの少年、エースは呆れてため息をついていた。
チリィィーーン
視点は戻り、ナイルらは、木こりの小屋に、勝手に入っていた。
「いつもいるきこりさん、いないねぇ?」
辺りを見回し、言うセロン。木こりとは仲良しらしい。
「出かけてんのよ。多分ね。」
トンっと木こりの小屋の、椅子に座るナイル。
「何か、嫌な予感すんだよな。」
うんうん頷きながらレヴが言う。
「・・・・・・・」
黙り、デビルが下を向く。
「チャンスじゃないか!エース!、さっさとメテオスマッシュでもかましちゃいなよ!」
小屋の外から様子をうかがっているピスキスら。
だがエースはフイっとそっぽを向き、無視。あわあわとしているデット。少しキレて
いるピスキス。
その瞬間―――――――――――――――――
ドッカアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
大きな音が響く。
小屋にいたナイル達、外にいたピスキスらも驚く。
「何の音!?」
まずはナイルが音が聞こえた方に走る。
「こういう音には宝を持ってる獲物がいるってもんさ!!」
外でピスキスが走って行く。
「げげぇ!ピスキス!なんでアンタがいるのよ!?」
ピスキスの姿を見て、ナイルが怒鳴る。
「やっと気づいたのかい!?ニブチン!!」
その言葉を聞き、返すピスキス。
2人は音の方向へどんどん走って行く。
向かった先は
伐採場
「ったくーー世話のやける嬢さん方だぜ!!」
シュタッ!!と音を立て、レヴが向かい、
デビルとセロンも走る。
「あああーーーピスキスーーー」
「・・・・・・馬鹿だ・・完璧に・・・」
デットが追いかけ、エースが呆れながらついて行く。
彼女らが見たのは
傷ついた木こり
「アンタ大丈夫!?」
「こりゃまあ大きい傷だね・・・」
ナイルが木こりに言い、ピスキスが傷の深さに驚く。
「これを・・・・・」
木こりは言った後、ナイルに一つの袋を渡す。
渡した後、木こりは息を引き取った。
「次の飯はお前らダァ・・・」
後ろ一つの殺気。
フクロウのような顔をしている。
「アンタの腹におさまるのは嫌よ!雑魚!」
「その通りだよ!この雑魚!」
ナイルとピスキスが武器を構え、言う。
「ギシャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
そのまま化け物、オウルベアは突進してくる。
「射抜く!!」
ナイルは矢を放つ。
「斬る!!」
ピスキスは小剣を振った。
ドスッ!!
ズバアアアアアアン!!!!!
二つの音が同時にした。
その瞬間に、オウルベアは崩れた。
「・・・・・・・・・」
デビルはそのまま黙っている。
セロンは木こりを見て泣き崩れ、レヴはそれを見ないようにしている。
「おいおい・・・・ぞりゃないだろ・・・」
「・・・・・・・・・・・」
何の事を言っているのか、デットが言った。
その横でエースが黙る。
「力無き者は・・・・悲しいわね。」
ナイルは言い放つと、歩き始めた。
場所は街に戻り、
木こりの墓が立てられた。
その場所で、セロンはずっと泣いていた。その時だった。
上から石版のようなものが落ちてきた。
「これ・・・・・」
それを手にとり、セロンが言う。
「その石版は
お前に呼ばれたのだ。
お前に反応したんだ。」
後ろでレヴが言っていた。
「レヴ・・・?」
いつもとおかしいレヴを見て、セロンは不信に思っていた。
――――――――鑑定屋――――――――
「何かセロンがおかしな物を持っていたんだけど。」
ナイルはセロンから渡された石版を鑑定屋に見せた。
「ふむふむ・・・・・
こ・・・・これは!!!」
鑑定屋の目が変わる。
「これ、譲ってくれないかね!?」
鑑定屋が目を光らせて言った。
「そんなレア物ならあーーーげないっと!!」
ナイルがジャンプし、鑑定屋から石版をとると、
走って行った。
「タブレットを全て揃え、あの忌々しき封印を解け・・・」
謎の声は誰にも聞こえなかったそうだ。
恐ろしき声は・・・・。
私の駄文を読んでいただき真に有難う御座いました。
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